2011/06/03

代弁することの危険性について改めて問い直す

自分自身に属さぬ事柄を語ることに、あれほど抵抗を感じていたのに、 
他者について語ることに、あれほど深く考えたこともあったのに、 
嗚呼、なんて傲慢! 
自分の傲慢さに、なんて無自覚なのだろう。 
それだけじゃない、何たる偽善!!! 



とある授業でmy opinionというお題で2、3分のプレゼンをすることに。 
私は日頃から気になっていた「外国人参政権」について話そうと決めた。 
私より政治に詳しくて意見を沢山持っているのに選挙権を持っていない人、 
日本で生活はしたいけど、日本国民になりたい訳ではないという人、 
そういう人たちが周りにいるからそれについて話そうと思った。 
でも、そのとき私は大事なことを忘れてた。 
私は彼らではない、ということ。 
だから当日Don’t put me in that place. No! と言わせてしまうことになったんだ。 


私は誰でも自分が生活を営む社会の活動に参加したいと思う人はぜひ参加すべきだと思った。
でもいきなり誰でも構わず「はい、ど~ぞ」と参政権を認めるわけにはいかないだろうから、
All the income taxpayers in Japan should have the right to vote if they wish. 
Giving the right to vote to foreign residents who pay income tax is a good compromise and a big first step towards enabling foreigners to participate fully in Japanese society. 
と発表したんだけど、 
We, foreignersとthe ethnic KoreanやChineseの問題とを一緒にしないで、と。 
もちろん違うことは知ってる。 
大きな大きな違い。 
できることなら「在日朝鮮人・中国人」と呼ばれる人たちには無条件で参政権を認めるべきだと思うけど、 
さらにそれだけじゃなくて自分の意志や都合で日本に住む人たちも含めて考えたいと思った。
そう、誰にも頼まれてないのにワタシガ思った。 


「自国アメリカについての批判でも何でもトピックにしていい。」 
「これはプレゼンの仕方を学ぶ授業だから内容についてはコメントしない。」 
という言葉に自分は変に甘えていたのだろうか。 


お前に言われたくないわ!ということだったのかもしれない。 
いつもの被害妄想だろうけど、お前に俺の立場を語る権利はない!ということだったのかもしれない。 



とにかくもやもや感が消えなくて、とうとう文字にしてしまいました。 
もちろん、このもやもや感というのは自己嫌悪です。 

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