Here comes our blog!
We heard family voices, which made us realize it is needed to share a little bit of our life.
So, we try to keep our everyday(?) repot on this blog.
2011/07/31
2011/07/20
「『省略』日仏対照研究と教育への応用」拝聴
日外大の国際日本研究センター主催の研究会に行ってきた。
フランス語との対照ってところにかなりの抵抗感というか拒否反応。
それでも行くべし!!!と思った理由は・・・
①研究と教育を結ぶという取り組みをリアルに感じたかった。
②“研究会”という場になるべく足を運ぶと決めたから。
③タダで、しかもすぐそこで、所謂「すごい」先生のお話聞けるから。
④純粋に人のプレゼンテーションを見たかった。
最近のぱごんのトレンドは④。
今Academic Presentationの授業を受けていて
毎週PPT使って5分くらい発表させられてる/させてもらってる。
この半学期いろいろと厳しくも心こもったご指摘を受けてきた中で
「発表」とか「プレゼン」とか言うものに対する自分なりの判断基準が
薄らとではあるけど身に付いた気がする。。。
そんな中で一つの規則を見つけた。
「日本語教師は『分かります?』を連発する」ということ。
しかも無意識に・・・
でも本研究会で発表くださった金谷先生は全然違った。
素晴らしかった~
フランス語の知識皆無の私でも何度も笑った。
先生本人が今話している内容を本当に面白いと思っているし
ぜひ皆と共有したい!と思っているから聞いている方も楽しくなる。
つまりこれがenthusiasmってことか。
If you are not excited, you can't make the audience excited.
それに日仏対照とは言っても日本語教育学に引きつけて考えることもできる内容。
欧米言語(そんなもんあるのか?)恐怖症の私でも理解できた(と思う)。
まぁこれはきっと金谷先生ご自身が理論を実践にどう生かすかということを
日々考えていらっしゃるからだろうな~と思う。
多少古いネタ(ひと世代前の流行ネタ)もあったけど
全然知らないマニアックなものではなく、むしろ知ってたし。
とにかくaudience analysisが素晴らしい!!!!!!!!!と感動した。
とまぁ、こんな視点から聞いていたもんだから肝心の内容は・・・。
http:// blog.go o.ne.jp /shugoh airanai
ブログで拝読しましょう。
2人目の発表者、秋広(本当は難しい方のヒロ)先生のご発表は
フランス語未習者の私にはか~んなり厳しかった。
だからなのか(?)発表スタイルより内容の方をよく憶えている。
フランス人学生(フランス語母語話者の日本語学習者)の誤用のタイプ
①目的語を省略しすぎてしまう
例 車の中で吸ってはいけません。
ときどき、家族に書きます。
②目的語を明示しすぎてしまう
例 彼女は彼女の鞄から彼女の本を取り出した。
日本語とフランス語では目的語の省略マナーが違う。
日本語:文脈から明らかな目的語を省略
例 壊れた花瓶を目の前にして「誰が壊したの?」
「昨日家に帰ったら花瓶が壊れてた。」→「誰が壊したの?」
「誰がこれを壊したの?」「誰がそれを壊したの?」は不自然。
フランス語ではたいてい代名詞が使われる。
フランス語:動詞から明らかに予想ができる目的語を省略
説明 フランス語の文字タイプするのはめんどくさいので日本語で説明。
例えばフランス語で「家族に書く」と言えば「手紙を書く」
ある特定の「すう」という動詞を使えば「タバコを吸う」
という意味に理解されるらしい。
つまり(フィリピン語科以外の人にはつまらないかもしれないけど)
フィリピン語のmanigaliryoみたいな話。
Huwag kang manigaliryo ng sigaliryo!とか言わない、みたいな。
manigaliryoといえば吸うもんは煙草と決まってるんだから
Naninigaliryo ako ng saliwang hangin. とか無いという話。
代名詞の多用は他の言語母語話者の日本語学習者とも共通する点だけど
逆に目的語不在による物足りなさとう点もフランス語からの転移だった
という点はコメンテーターの先生もおっしゃっていたけど、知れてよかった。
内容はもっともっとディープだったけど一番面白かったとこだけ取り上げました。
もっと上手に纏めて意見できるようになりたい。
修行に励みます。
因に秋広先生は「わかります?ルール」に則って発表くださいました。
フランス語との対照ってところにかなりの抵抗感というか拒否反応。
それでも行くべし!!!と思った理由は・・・
①研究と教育を結ぶという取り組みをリアルに感じたかった。
②“研究会”という場になるべく足を運ぶと決めたから。
③タダで、しかもすぐそこで、所謂「すごい」先生のお話聞けるから。
④純粋に人のプレゼンテーションを見たかった。
最近のぱごんのトレンドは④。
今Academic Presentationの授業を受けていて
毎週PPT使って5分くらい発表させられてる/させてもらってる。
この半学期いろいろと厳しくも心こもったご指摘を受けてきた中で
「発表」とか「プレゼン」とか言うものに対する自分なりの判断基準が
薄らとではあるけど身に付いた気がする。。。
そんな中で一つの規則を見つけた。
「日本語教師は『分かります?』を連発する」ということ。
しかも無意識に・・・
でも本研究会で発表くださった金谷先生は全然違った。
素晴らしかった~
フランス語の知識皆無の私でも何度も笑った。
先生本人が今話している内容を本当に面白いと思っているし
ぜひ皆と共有したい!と思っているから聞いている方も楽しくなる。
つまりこれがenthusiasmってことか。
If you are not excited, you can't make the audience excited.
それに日仏対照とは言っても日本語教育学に引きつけて考えることもできる内容。
欧米言語(そんなもんあるのか?)恐怖症の私でも理解できた(と思う)。
まぁこれはきっと金谷先生ご自身が理論を実践にどう生かすかということを
日々考えていらっしゃるからだろうな~と思う。
多少古いネタ(ひと世代前の流行ネタ)もあったけど
全然知らないマニアックなものではなく、むしろ知ってたし。
とにかくaudience analysisが素晴らしい!!!!!!!!!と感動した。
とまぁ、こんな視点から聞いていたもんだから肝心の内容は・・・。
http://
ブログで拝読しましょう。
2人目の発表者、秋広(本当は難しい方のヒロ)先生のご発表は
フランス語未習者の私にはか~んなり厳しかった。
だからなのか(?)発表スタイルより内容の方をよく憶えている。
フランス人学生(フランス語母語話者の日本語学習者)の誤用のタイプ
①目的語を省略しすぎてしまう
例 車の中で吸ってはいけません。
ときどき、家族に書きます。
②目的語を明示しすぎてしまう
例 彼女は彼女の鞄から彼女の本を取り出した。
日本語とフランス語では目的語の省略マナーが違う。
日本語:文脈から明らかな目的語を省略
例 壊れた花瓶を目の前にして「誰が壊したの?」
「昨日家に帰ったら花瓶が壊れてた。」→「誰が壊したの?」
「誰がこれを壊したの?」「誰がそれを壊したの?」は不自然。
フランス語ではたいてい代名詞が使われる。
フランス語:動詞から明らかに予想ができる目的語を省略
説明 フランス語の文字タイプするのはめんどくさいので日本語で説明。
例えばフランス語で「家族に書く」と言えば「手紙を書く」
ある特定の「すう」という動詞を使えば「タバコを吸う」
という意味に理解されるらしい。
つまり(フィリピン語科以外の人にはつまらないかもしれないけど)
フィリピン語のmanigaliryoみたいな話。
Huwag kang manigaliryo ng sigaliryo!とか言わない、みたいな。
manigaliryoといえば吸うもんは煙草と決まってるんだから
Naninigaliryo ako ng saliwang hangin. とか無いという話。
代名詞の多用は他の言語母語話者の日本語学習者とも共通する点だけど
逆に目的語不在による物足りなさとう点もフランス語からの転移だった
という点はコメンテーターの先生もおっしゃっていたけど、知れてよかった。
内容はもっともっとディープだったけど一番面白かったとこだけ取り上げました。
もっと上手に纏めて意見できるようになりたい。
修行に励みます。
因に秋広先生は「わかります?ルール」に則って発表くださいました。
2011/07/03
KATARUNGAN上映会に行ってきた
今日三鷹で
「カタロゥガン!ロラたちに正義を」
というタイトルの映画の上映会があった。
フィリピン元「慰安婦」支援ネット・三多摩の主催。
「慰安婦」にさせられたフェリシダッド・デロス・レイエスさんと
支援団体のコーディネーター、レチルダ・エクストレマドゥラさんがいらした。
ここで上手くレビューでもできれば格好いいのでしょうが、なんせ勉強不足。
フィリピン一般に対する話に変わるけど
最近フィリピンに関わることがまた増えた。
やっぱり学部4年間は私の中で大きな意味があったと思う。
できればこの気持ちを一緒に人生を歩むだろう人とは共有していきたいから
単純な考えではあると思ったけど、フィリピン語を学んでもらおうと思う。
夏休み一ヶ月まるまま調査もかねて地元に滞在するので
少なくとも1日に30分はタガログの勉強時間に当てたいと思う。
今ある共通部分を深めるのもいいけど
どちらか一方の持つ部分にどちらかが踏み込んでもえんやないか。
ちなみに、6日の水曜日にwam(アクティヴ・ミュージアム)の
「フィリピン・立ち上がるロラたち」という特別展見に行く予定。
でっちよ、一緒に行かないかい?
「カタロゥガン!ロラたちに正義を」
というタイトルの映画の上映会があった。
フィリピン元「慰安婦」支援ネット・三多摩の主催。
「慰安婦」にさせられたフェリシダッド・デロス・レイエスさんと
支援団体のコーディネーター、レチルダ・エクストレマドゥラさんがいらした。
ここで上手くレビューでもできれば格好いいのでしょうが、なんせ勉強不足。
フィリピン一般に対する話に変わるけど
最近フィリピンに関わることがまた増えた。
やっぱり学部4年間は私の中で大きな意味があったと思う。
できればこの気持ちを一緒に人生を歩むだろう人とは共有していきたいから
単純な考えではあると思ったけど、フィリピン語を学んでもらおうと思う。
夏休み一ヶ月まるまま調査もかねて地元に滞在するので
少なくとも1日に30分はタガログの勉強時間に当てたいと思う。
今ある共通部分を深めるのもいいけど
どちらか一方の持つ部分にどちらかが踏み込んでもえんやないか。
ちなみに、6日の水曜日にwam(アクティヴ・ミュージアム)の
「フィリピン・立ち上がるロラたち」という特別展見に行く予定。
でっちよ、一緒に行かないかい?
第20回小出記念日本語教育研究会に行ってきた
昨日ICUで開かれた日本語教育研究会に行ってきた。
うちの大学で日本語教授法を教えてくださっている先生発見!
ご挨拶しました。
2人で行ったんだけど、もう一人の方の関西での学生時代の友人にも会った。
世界中の色々な教育機関に所属する人たちが参加されてた。
12時から始まって始めに2つ講演会があったけど
私たちは16時からの研究発表から参加。
発表は30分ずつで計3回。
私が聞いたのは
①フェイス理論の日本語教育への応用
②PAC分析と質問紙に拠る対人新人日本語教師のビリーフ調査
③LMSを利用した非対面ピア・レスポンスの可能性
①はまず「フェイス理論」ってなんだ?ってこと。
つまりはポライトネス理論という解釈でいいのかなという自己結論。
まだ理論の段階だけど、これまで「ウチとソト」という概念で説明されてきた
日本語の授受表現をポライトネス理論で説明したら?という発想。
さらにポライトネス理論の用語の定義は曖昧なので混乱を招きやすいから
日本語教育の現場ではもっとわかりやすい言葉に置き換えてみては?と。
発表者の先生は言語学の授業と日本語の授業を受講している生徒を教えているので
言語学の授業でポライトネス理論をより詳しく教えていて
(まぁ「フェイス理論」とおっしゃっていたけども)
そして日本語の授業でその理論を用いて学習項目を説明しているそう。
授受表現のほかにも呼びかけ方式にもフェイス理論が使える!そう。
今はこう教えると反応がいいという印象しかないので、
今後学習効果を実証することが課題だそうです。
なかなかおもしろいけどやっぱり定義が曖昧なだけに
出てくる質問も、それに対する回答もびみょ~な感じ。。。
お互いに同じことを頭に浮かべているのかな?という不安の残るものだった。
②は私自身がビリーフ調査を行うかもしれないので
研究方法を見てみたいと思って発表を聞いた。
内容はノンネイティヴの新人日本語教師が研修を通して
「いい日本語教師観」がどのように変化したかをPAC分析を用いて調査。
ここでのビリーフとは日本語教師として
「方法・効果について自覚的・無自覚的に持っている信念」だそうです。
ノンネイティヴの新人教師を対象としたビリーフ調査はこれが初。
そういう意味で意義があるそうです。
でも協力者が2人って・・・。
でも今回の調査はこれまでの研究を踏まえた上で質的な内容に着眼したもの。
これまでの研究もチェックしてみないとな、と思う。
③は私も最近耳にしたLMSという学習管理システムの利用について。
学習版facebookのようなSNSで生徒たちがお互いの作文をアップして
コメント、指摘をし合うというもの。
テーマは非対面ピア・レスポンスの「可能性」となっているけど
どちらかというと「特徴」というべきかな、と思った。
質問が沢山出たけれどほとんどに答えられない発表者。
非対面でどうピアレスポンスを行っていきうるか、つまり可能性というよりも
非対面は対面と相補的な関係にある、とか非対面には独自の評価がある、
とか自立支援を促す可能性がある、とか言う結果。
これはSCATの結果。
だから「自立支援を促す可能性」って例えば?という質問に回答できず。
ただ、この発表者が回答できないのにはもうひとつ訳があったと思う。
というのは質問者から「印象でも構いませんので何か教えて頂けませんか」
と聞かれてようやく発表者は苦しそうに答えていた。
つまり、数値として結果を出していないものは公言できないと考えているのでは?
この姿勢はある意味誤解を生んでしまうけど素晴らしいな、と思った。
科学とかの世界では当たり前なのかもしれないけど。
あとはブックバザールで超初歩的な日本語教育に関する本を数冊購入。
やっぱりこういう場に沢山足を運ばないとな、と改めて思った。
うちの大学で日本語教授法を教えてくださっている先生発見!
ご挨拶しました。
2人で行ったんだけど、もう一人の方の関西での学生時代の友人にも会った。
世界中の色々な教育機関に所属する人たちが参加されてた。
12時から始まって始めに2つ講演会があったけど
私たちは16時からの研究発表から参加。
発表は30分ずつで計3回。
私が聞いたのは
①フェイス理論の日本語教育への応用
②PAC分析と質問紙に拠る対人新人日本語教師のビリーフ調査
③LMSを利用した非対面ピア・レスポンスの可能性
①はまず「フェイス理論」ってなんだ?ってこと。
つまりはポライトネス理論という解釈でいいのかなという自己結論。
まだ理論の段階だけど、これまで「ウチとソト」という概念で説明されてきた
日本語の授受表現をポライトネス理論で説明したら?という発想。
さらにポライトネス理論の用語の定義は曖昧なので混乱を招きやすいから
日本語教育の現場ではもっとわかりやすい言葉に置き換えてみては?と。
発表者の先生は言語学の授業と日本語の授業を受講している生徒を教えているので
言語学の授業でポライトネス理論をより詳しく教えていて
(まぁ「フェイス理論」とおっしゃっていたけども)
そして日本語の授業でその理論を用いて学習項目を説明しているそう。
授受表現のほかにも呼びかけ方式にもフェイス理論が使える!そう。
今はこう教えると反応がいいという印象しかないので、
今後学習効果を実証することが課題だそうです。
なかなかおもしろいけどやっぱり定義が曖昧なだけに
出てくる質問も、それに対する回答もびみょ~な感じ。。。
お互いに同じことを頭に浮かべているのかな?という不安の残るものだった。
②は私自身がビリーフ調査を行うかもしれないので
研究方法を見てみたいと思って発表を聞いた。
内容はノンネイティヴの新人日本語教師が研修を通して
「いい日本語教師観」がどのように変化したかをPAC分析を用いて調査。
ここでのビリーフとは日本語教師として
「方法・効果について自覚的・無自覚的に持っている信念」だそうです。
ノンネイティヴの新人教師を対象としたビリーフ調査はこれが初。
そういう意味で意義があるそうです。
でも協力者が2人って・・・。
でも今回の調査はこれまでの研究を踏まえた上で質的な内容に着眼したもの。
これまでの研究もチェックしてみないとな、と思う。
③は私も最近耳にしたLMSという学習管理システムの利用について。
学習版facebookのようなSNSで生徒たちがお互いの作文をアップして
コメント、指摘をし合うというもの。
テーマは非対面ピア・レスポンスの「可能性」となっているけど
どちらかというと「特徴」というべきかな、と思った。
質問が沢山出たけれどほとんどに答えられない発表者。
非対面でどうピアレスポンスを行っていきうるか、つまり可能性というよりも
非対面は対面と相補的な関係にある、とか非対面には独自の評価がある、
とか自立支援を促す可能性がある、とか言う結果。
これはSCATの結果。
だから「自立支援を促す可能性」って例えば?という質問に回答できず。
ただ、この発表者が回答できないのにはもうひとつ訳があったと思う。
というのは質問者から「印象でも構いませんので何か教えて頂けませんか」
と聞かれてようやく発表者は苦しそうに答えていた。
つまり、数値として結果を出していないものは公言できないと考えているのでは?
この姿勢はある意味誤解を生んでしまうけど素晴らしいな、と思った。
科学とかの世界では当たり前なのかもしれないけど。
あとはブックバザールで超初歩的な日本語教育に関する本を数冊購入。
やっぱりこういう場に沢山足を運ばないとな、と改めて思った。
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